CREAMサポートブログ | はじめてのメディアサイト運用に

CREAMサイトにおけるサブドメインとサブディレクトリの扱い

CREAMサイトにおけるサブドメインとサブディレクトリの扱い

オウンドメディアやWebメディアサイトに特化したCMS「CREAM」の導入時に、サブドメインやサブディレクトリを設定できるのか、といった質問をよく受けるため説明します。


サイト名やサービス名と独自ドメインは重要

Webメディアサイト(オウンドメディア、ブログメディア、記事メディア、バーティカルメディアなどの総称です)では、サイト名やサービス名に関連した独自ドメインの取得が重要です。

新規事業や新規サービスの名称を考える際に、独自ドメインとして取得できるサービス名から決める、というケースもあるようです。

WebメディアやWebサイトの場合は、独自ドメインをそのままアクセスURLに設定する場合のほかに、メインサービスの関連サイトであればサブドメインやサブディレクトリにする形もあります。わかりやすいURLやドメインであれば覚えてもらいやすく、またメインサービスとの関係も伝わりやすいという側面もあります。

アクセスURLはおもに3つのケースに分類

アクセスURLや独自ドメインについては、おもに3つのケースが考えられます。


①独自ドメインのみcream-cms.com

WebメディアやWebサイトが1つの独立したサービスを現している。もしくは関連サービスの中でWebメディアが独立したポジションを担っている。


②サブドメイン型media.cream-cms.com

WebメディアやWebサイトがメインサービスと一定の関係がある。もしくはメインサービスの別ジャンルを現している。


③サブディレクトリ型cream-cms.com/media

WebメディアやWebサイトがメインサービスと密接な関係がある。もしくはメインサービスに従属した関係を現している。

CREAMで設定するにはどうしたら

お客様側のDNS設定で実現

CREAMでは、①独自ドメインのみ、②サブドメイン型、③サブディレクトリ型のどのケースでも対応可能です。

というより、CREAMが実現しているのではなく、①と②についてはDNS設定で実現させる仕組みのため、「お名前.com」や「Googleドメイン」などのドメイン管理サービス側で設定します。

CREAM納入(環境構築完了)時には、「http://153.126.164.207/」のようなIPアドレスの状態です。その後、お客様側でDNS設定を行い、独自ドメインもしくはサブドメインとひも付けしていただきます。

DNS設定については下記の記事を参照してください。

IPアドレスとドメインの関連付け(DNS設定) | CREAMサポートブログ

https://media.cream-cms.com/blog/articles/11

ご用意いただいたドメインでサイトを表示するには、IPアドレスとドメインを関連付ける必要があります。ここではお名前.comでの設定例を解説します。

サブディレクトリ型の注意点

③サブディレクトリ型については、実現ハードルが高くなります。

フォルダを作ってそこに設置する、と思われがちですが、CREAMの導入は独立したサーバーに構築するため特別な設定を行います。

サブディレクトリをアクセスURLにするには、独自ドメインのメインサイトのWebサーバーに対する設定が必要です。そのため、共有型レンタルサーバーやWebスペースでは実現できないと思ってよいでしょう。

例えば、メインサイト「taskle.jp」に対するWebメディアに「taskle.jp/media」をアクセスURLとするケース。

「taskle.jp」のWebサーバーに対して『リバースプロキシー』という設定を施すことで実現させることが多いようです。そのため「taskle.jp」のサーバー設定が行えることが条件になります。

弊社にサブディレクトリ型が実現できるかご質問いただくことがあるのですが、「メインサイトのサーバーのroot権限を取得して代行できるか、あるいはリバースプロキシー設定を管理者に依頼できるか」、といった確認が必要です。

また、サブディレクトリ型は、別サーバーのサイトを同一サイトに見せるような設定であるため、広告の設定や計測ほか、その他のWebサービスに影響がでることもあり、実はデメリットが多い点も注意しましょう。

Google先生はどう認識しているか

一般的に、独自ドメインとサブドメインは別サイトの扱い、独自ドメインとサブディレクトリは同一サイトの扱い、と言われてきました。

SEO的な影響度合いやについても、前者は結びつきが弱く、後者は結びつきが強い、といった解説記事が多く見受けられました。

ですが、いちじるしく進化を続けているGoogleはもっと先に進んでいて、サイトの内容やリンクの仕方によってその影響や関連の強さを見極めているのではないかと推測しています。

上記の検索結果が示しているように、適切なリンクを設置していれば、サブドメインサイトもサブディレクトリサイトも、1つのまとまった情報であるとGoogleは扱っていました。

このほかにも、検索キーワードによっては、1つのまとまった情報と扱われるケースもあれば、別サイトとして検索結果に出たケースもありました。

上記は特殊な例なので結論づけることはできませんが、単純にサブドメイン型が良いとか悪いといった問題ではなく、コンテキスト(状況や文脈)で判断したり、あるいは実現性の費用対効果で判断するのも手かと思います。

メディア構築CMSでSSL対応を行うまでの流れ | CREAMサポートブログ

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