前の記事の続きです。
CREAMのカテゴリー機能に関して、少し踏み込んだ仕様の解説と、活用したらより便利に使えるTipsを紹介します。
Googleの検索結果にカテゴリー名がリッチリザルトが表示される
Google検索結果から直接記事にランディングしてもらうことを想定したメディアサイトでは、読者はほとんどカテゴリーを意識しません。
先の記事では、「カテゴリーは意識されない」と書きましたが、部分的にはカテゴリーが検索流入に貢献するところもあります。
CREAMによって構築された『タスクル』の記事が、Googleの検索結果に表示された例です。
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Chromeの「シークレット モード」でアクセスしたGoogleの検索結果です。パンくずリストの構造化データがリッチリザルトとして表示されています。
結果のURL部分について、上段の「ハウスクリーニング」と表示された日本語表記と下の英字表記では、上のほうが認識されやすく、よりクリックされる可能性が高いのではないかと思います。
つまり、検索者の意図が「ハウスクリーニング」に関する内容であれば、認識されやすさもクリックされやすさも向上するはずです。
■Googleの「構造化データ テストツール」で確認
Googleの「構造化データ テストツール」で見てみると、CREAMの機能によりカテゴリー名がJSON-LDの構造化データとして記述されていることがわかります。
【関連記事】構造化データを使ってリッチリザルト対応をしましょう。まずはFAQの活用を | CREAMサポートブログ
https://media.cream-cms.com/blog/articles/43Googleは、検索エンジンが理解しやすいHTMLタグに記述する特殊なコードである構造化データの利用を推奨しています。構造化データで記述することでリッチリザルトが表示され、検索ユーザーの目に触れやすくなります。メディア構築CMSのCREAMなら初めから機能が用意されています。
対象記事の「構造化データ テストツール」のテスト結果表示です。
パンくずリスト(BreadcrumbList)が正しく認識されています。
BreadcrumbListの詳細を開くと、カテゴリー名称が日本語表記のまま入っていることが確認できます。
このように、Googleの検索結果表示にリッチリザルト表示されれば、記事タイトルと一緒にカテゴリー名が表示されます。このことを想定して、クリックされやすいカテゴリー名称を考えることも必要でしょう。
記事を複数のカテゴリーに所属させるには?
例えば『タスクル』には、「インテリア」カテゴリーに引き出しやボックスを使った洋服収納の記事があり、「ハウスクリーニング」カテゴリーにはデスクの引き出しを整理する内容の記事があります。
その上で、新設する「引き出し整理」カテゴリーにも、これらの記事を含めたいとしたらどうでしょう。
一般的にカテゴリーのひも付けは、1つの記事に1つのカテゴリーです。CREAMの仕様もそうなっています。
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こういったケースでカテゴリーは使いにくいため、「タグ付け」機能を使いましょう。カテゴリーは1対1ですが、タグ付けはn対nです。
タグ付けは記事の所属ではなく、記事にいくつものラベルを付けるような仕組みです。そのため、1つの記事に複数のタグを付けることも、複数のタグに重複した複数の記事をひも付けることもできて、自由度高く運用できます。
CREAMでは「キーワード」という機能名称をつけています。
■キーワード(タグ)を使った参考例
記事作成画面で、キーワード機能の「引き出し整理」をタグ付けしました。
カテゴリーではなく、「引き出し整理」キーワードに対象の2つの記事が関連付けられている表示です。
パンくずリストに表示されているように、「引き出し整理」キーワードを「不用品回収」カテゴリーに所属させる設定も可能です。
こうやって、カテゴリーやキーワード(タグ)がパンくずリストやメニューリストなどを通じて、緻密に内部リンクでつながっている点も、メディアサイトならではの特徴といえるでしょう。
「キーワード(タグ)」の機能紹介は、以下の記事よりご覧ください。
キーワード(タグ)の機能説明①:記事への設定と一覧表示 | CREAMサポートブログ
https://media.cream-cms.com/blog/articles/51ブログやメディアサイトでよく活用される、記事のラベル分類やタグ付けの「キーワード」機能を説明しながら、便利な活用Tipsなども紹介します。その1。